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ネオコット+ゾンダC15その後

前回、どうにも8sのスプロケットが使えなかったのですが、ふと「今、古いホイールについている8sのスプロケをC15のホイールに付けたらどうなんだろう?」とめちゃくちゃ基本的な事を思い出しやってみました。



なんとあっさり装着できました。
ガタも無く。

ただし、ロックリングだけは8Sスプロケについていた物が長さが足りずに使えず、9Sスプロケについてきたものを使いました。

これで変速も問題ないし、普通に使えました。

最初から、「まずやってみる」事をすればよかった。

情報収集がしやすくなったが故に、頭でっかちになってました。

9sスプロケを8sに使うためのスペーサーキット、の存在は謎なのですが、この辺りはいずれ改めて検証しようと思います。

そんなわけで、無事にC15カンパ・ゾンダが装着できたネオコット号はこちら。

タイヤは定番のコンチネンタル・GP5000の25cを装着。

テストで地元荒サイをちょっと走ってきました。

岩淵水門の古い方、先端部分が小さな公園みたいになっているのは知っていたのですが、行ったことありませんでした。
川の上なので風が通り、日陰にいると涼しい!
これは良い所を発見。こんな風景が似合うのはクロモリならでは?と思ったり。

その後、キッチンとれたてでソフトを食べて・・

さらに1110CAFEにてランチ。

約50㎞走ってみましたが、乗った感じはシャープさがあって、よく進む感じ。好きな乗り味です。

が、なぜかネオコット号に乗ると5月に痛めた左足の膝裏の痛みが復活します。前回も感じたんですけど・・。
GUSTOの時はここまでいたくないので、ポジションの差のせいかもしれません。

今度、きっちりサイズ合わせをしてみようと思います。

ZONDAをネオコットにつけられないかなー。

こんな荷物が届きました。

はるばる新潟から。

自転車を再開して30年前と大きく違うなって思うのは中古車体&パーツの流通。当時はインターネットが無かったので、中古の売買はチームなどの個人間か一部のプロショップ、あとはサイスポとかの雑誌程度だったので、実質流通はほとんどなかったと思う。
だから、売買というより「あげる」「もらう」が多かった。

今は車体の価格が高騰したこともあって、中古にもちゃんと価値が付く。もはや車やバイクと似た感じ。
ヤフオク、メルカリ、ジモティあたりの個人売買はもちろん、中古の自転車専門店も複数あって、むしろ新車販売のショップより活況なのではないだろうか。

で、中古自転車専門店よりも穴場と感じているのが一般的な中古屋さん。具体的にはハードオフとか。全体的にロードバイク専門店より安い気がします。ただ、程度はそれなりなのかも。

そんなわけで、時々ハードオフのサイトを覗いているのだけど、今回見つけたのはカンパニョーロのゾンダ。ゾンダは少し前までC17を持っていたのだけど、オルベアOrcaと一緒に放出してしまいました。
今回見つけたのは一つ前のモデルで15C。

程度はそれなり。

なんで今更15Cを買ったかと言うと、ネオコットに履かせたい・・と思ったから。
ネオコットには96年当時のゾンダが付いているんだけど、もうちょっと後のホイールを履かせたらどうなるのか乗ってみたいと思ったのです。

それと今ついているスプロケがLo23というとってもレーシーなレシオ。できれば25か26のスプロケを付けたい。


ネオコットは昔の設計なのでタイヤサイズは多分23~25で限界。それ以上だとチェーンステーが当たってしまいそう。

25Cまでのタイヤなら15Cで十分でしょ、と思ったんだけど、後から調べたら今は25Cタイヤは17Cが適正なんですね・・。
とは言え、15Cリムなら23~25Cのタイヤは問題ないと思うので、市場で安い15Cにも選ぶ理由はある(はず)

スペック的にはフロントのリム高24mm、リア30mmのミディアムプロファイル。当然クリンチャーでカンパならではのMEGA G3組。重量はF 675g R 890g(Qナシ)前後で1,565gはなかなか優秀なのでは?
ちなみに、今ついているソンダ16RはF890gR1150gで前後では2,040gあるので、15Cに換えると計算上475gの軽量化になる。(実際にはタイヤなどの差があるのでそこまで軽くならないと思うけど)

それより問題はこのホイールがシマノフリー(~11S)だってこと。

ちなみに、8sのRDのキャパシティについてはこんな感じ。

レコードとコーラスは全く同じで、最大スプロケサイズ26、トータルキャパシティ26。フロント52*39なので13。なので使えるのは13-26がMAX。

デダ(DEDA)のフルオープンクイルステム MUREX SIL POLISH の重さをはかる

そんな訳でネットを漁っていると、「クイル」「オープン」の条件を満たすステムは意外と少なく新品で簡単に手に入るものはDEDA MUREXくらい。他にも日東のUI2は中古で比較的手に入りやすそうですが、デザインがITMに似ているタイプなのでパス。あとは3tttから何種類か出ていたようですが、手に入りにくそう。

ってな訳でAmazonで買える デダ(DEDA) MUREX SIL  を買ってみました。

手に持った時に、ズシっと重い・・。
Amazonの商品サイトには310g(100㎜)と書いてあるのだけど

測ってみたら350g!なんと40gも重い・・。
(この40gに対する感覚って、自転車趣味の人とそうじゃない人できっと大きく違うんだろうなぁ。ちなみにクロワッサン1個が40g。ミスドのフレンチクルーラーも40gだそうです)

ちなみに同じ100㎜のクリスタルフェローは285g。

せっかくなのでクリスタルフェローと各パーツの重さ比較を。

まず、すべてのボルト類を外した本体のみの重量比較。

クリスタルフェロー 206.8g
DEDA MUREX 242.9g
この時点で36.1gの差がありました。

引き上げのシャフト。
こちらは
クリスタルフェロー 52.6g
DEDA MUREX 48.5g
これは意外や、クリスタルフェローの方が4.1g重い。

ハンドル固定部分のボルト。
これはフルオープンにするためにDEDAは2本あるから仕方ないけど
クリスタルフェロー 10.7g
DEDA MUREX 19.0g
単体だとDEDAの方が少しだけ軽い。

最後に斜ウス。ここは明確に差があって、そもそも材質が違う。
クリスタルフェローはアルミ、DEDAは鉄のようで
クリスタルフェロー 14.3g
DEDA MUREX 37.1g
とかなりの差(22.8g)

と、なるとできるのはDEDAにクリスタルフェローの斜ウスを使うこと(w
これで350gのステムが327gくらいに軽量化された。
ちなみに単三電池1本分くらいの軽量化です(w

ステムの話

ロードバイクのステムと言えば、昔は今で言う「クイルステム(スレッドステム)」が普通でした。ハンドルを咥える部分とフォークに入る部分が一体になっているヤツです。

けど、自分が自転車から離れている間にクイルステムは一般的ではなくなってました。当時はアヘッドが出回り始めたころで、それがこんなに普及しているとは。

で、問題はクイルステムの選択肢がどんどん減っている事。昔のクロモリフレームで組む時は当然昔の規格であるクイルステムが必要なんだけど、手に入る物が少なくなっているのです。
もちろん、あるにはあるのですが昔愛用していた日東パールとか、クリスタルフェローとか、新品ではもう手に入りません。
以前BSクロモリフレームで組んだ時は気に入ったステムが見つけられず、ステムアダプターを介して、アヘッドのステムを使いました。
けど、やっぱりクロモリの細身のフレームには不似合いな気がします。

アヘッドのステムのメリットはハンドルを固定する部分が完全にオープンになること。
これによってハンドルについているブレーキレバーなどを取り外さずにステムだけ交換ができるわけです。
ロードバイクで重要なポジションを決める時にステムの長さはいろいろ試したいもの。クイルステムだと毎回ずべてのパーツを外さないといけないのです。

今回のBSネオコットは受け取った段階でイタルマヌブリのステムがついていました。長さ120㎜。明らかに自分にはサイズが長すぎるのと、デザインが好みではないのです。

で、実は先輩から懐かしい日東クリスタルフェローを譲ってもらってきたのですが、ちょっと傷が目立ちます。

このステムについてはまた別途書くとして、できる事ならクイルでフルオープンになるもの、長さ100㎜のステムを探したい。
と言う事でBSネオコット用のステムを探すことにしました。

BS-NEOCOT

とりあえず、現状を記録。

コンポは8S時代(1996年頃)のカンパニョーロ コーラス。

8sエルゴパワー

サドルは  SAN MARCO ERA
シートポストは日東65 27.2

ステムはイタルマヌブリ 120mmがついてます(長すぎる)

もともとはコーラスでしたが、クラックのためレコードに交換。

8sのスプロケはLo23tと漢前すぎる。
25か27が欲しい。

クランクも8s時代のコーラス。170㎜。

BSのヘッドマークは別パーツのバッチ。

ハブもカンパ。

ネオコットのステッカーと製造番号のプレート。
硬さはM=ミドルらしい。

リアブレーキもコーラス。掃除しなきゃ。

アンカー時代のネオコットとは異なり、集合ステータイプ。

手の込んだつくり。

この辺も手が込んでる。

BSのプレート

ヘッドパーツはシマノ600。

ホイールはゾンダ16R。16本スポークのもの。
1996年のカンパのカタログに掲載有。

BS-NEOCOT試走

Rメカを交換してようやく走れることになったネオコット。
いつもの荒サイ+キッチンとれたてに行ってきます。

その前に、巻いてなかったバーテープを一応巻きます。
とは言えステムサイズが長すぎなので、おそらく近日中に巻きなおすことになると思うので、激安のチープなテープを暫定で巻きました。

そうそう、サドルは黒×黄のセライタリアが付いてましたが、受け取りの時に白のサンマルコに変更となってます。(セライタリアは先輩が使うらしい)

で、乗った感じですが、やっぱりこのフレームは固いです。
タイヤが今みると激細の20cなので、それも影響しているでしょうし、古いゾンダがガチガチなのも影響しているでしょうが、漕ぎ始めなど、踏んだらスッ!と出る感じ。気持ち良いです。
ただ、これで長距離走ったら(今の自分だと)膝を痛めそうです💦

5月の170km走行で痛めた左ひざがようやく治ってきた所なので無理しないようにしなければ。
ポジションも慎重に合わせるつもりです。

それにしても暑かった・・。サーモスのボトルでよかった・・

カンパ(8s) ブラケットカバー交換!

BS NEO-COT、気になる点が少しだけ。その一つがブラケットカバー。前に7400系デュラエースのSTIレバーを手に入れた時もそうだったんだけど、ゴムパーツが劣化(加水分解)していてべたついたり、伸びてしまってガバガバだったり、擦れてしまってツルツルだったりします。

今回のエルゴパワー、カンパニョーロのコーラス8s、コイツも例にもれず、ツルツルとガバガバでした。さすがに販売から28年もたつので仕方ないのですが。

バイクでもゴムパーツが手に入らないで困ることが多いし、デュラエースのブラケットカバーも手に入らないので、あきらめつつ他に何か流用できるパーツが無いか、ネットで調べてみます。

まずは当時のパーツリストを発見。

コレによると右はEC-RE222、左はEC-RE223と言う型番。この型番で調べていくと、どうやら品番統合?でEC-RE500という型番で2個セットに変わっているらしい。
EC-RE500で検索するといきなりAmazonでヒット。在庫も20個ある。

しかし高い!ブラケット2個で14,473円!
ちなみに海外サイトを見ると4,138円で販売中。しかし送料も掛かるし時間もかかるだろうなぁ・・。


でネットで見つけた2024年のパーツリスト( https://www.cogs.jp/2024_campy_2023_12_11.pdf )を見てみると

EC-RE500 「right + left EP rubber hoods」税込 5,644円 って記載があるじゃないですか!(EC-RE500は「V2形状のエルゴパワー」用らしいです。V2が何だか知りませんが)

今年のカタログに記載があるのであれば、正規ルートで頼めるのではないか?ってことで、またしても先輩に連絡。そしてカンパニョーロに問い合わせしてくれたところ即納!カタログ記載価格で!
なので2セット買いました。

ってことで早速交換しました。

写真がブレブレですみません💦
取り付けはレバーがハンドルについたままでOK。むしろ外すとチカラが入りにくいのでやりにくいと思いました。
外す時は、もうちぎれてもいいと思ってぎゅいぎゅい引っ張りましたが、破けませんでした。
形状は全く同じ。内側も同じようです。

そんなわけで28年も前のゴム製パーツが供給されるカンパニョーロってマジですごいな!と思いました。
学生時代、シマノ一辺倒だった自分、先日まで持っていたオルベアOrcaもカンパで組まれていたけど、パーツ何だったのかすら気にもしていなかった自分ですが、ここにきて急にカンパファンになってしまいそうです。

カンパ コーラスのクラック

BS NEO-COT を家に持ち帰り、サイクルラックに搭載。
このカンパのホイール、なかなかかっこいいなぁ・・・。

先輩からもらった1996年のカタログにも載っていた。

同じ時期のシャマルは「銀シャマ」と呼ばれて、今も根強い人気らしいので、こいつは「銀ゾン」?だったりするのだろうか。

ってな事を考えなら、ちょっと車体を掃除していた時、嫌なものを見つけた。

リアメカ、クラック入ってるじゃん…。
慌てて先輩に連絡してみたものの、先輩も気が付いていなかった様子。
ネットで調べてみると、エルゴパワーの初期、アルミボディのこの頃のリアディレーラー、ここがクラックはいっている物が多いらしい。実際ヤフオクで出品されている8~9sのRDはクラック入りばかり。

えー・・・こまったな。
フレームはめちゃ気に入ったので何とか乗りたいから、最悪は7400系デュラに組み替えるか?
いや、このアルミ時代のカンパの感じがフレームにあってるんじゃないか・・・?

こういう時はヤフオク&メルカリ&中古自転車屋の情報を漁るしかない。と、漁っていたらメルカリで8sらしきRD(ただしRECORD)を発見。

調べたところ、9sのRDには「9Speed」と書いてあるみたいなので、そこが無いコレはどうやら8s。(さらに調べたら、8sと9sのRDは実質同じものでシフターによってどっちでも使えるらしい。おおらかなコト)

ちょっと高いけど、クラシックパーツは見つけた時に買わないと二度と手に入らない可能性がある。やむなし・・・。

と、思っていたら、先輩からメッセージが・・。

先輩が持っている車体に8sのRECORDが付いているらしい。しかし、何でも持ってるなこの人・・。見た目は普通のママチャリ屋さんなのに。交渉の結果17000円ということでメルカリよりちょっと安い。ので即決。

ちょうど休みの日だったので、急いで手土産買いに行って、先輩のお店へ。

下がクラックの入ったコーラス。上がレコード。
見た目はほとんど同じ。
当然、取り付けもそのままポン付け。
これで再び安心して走れるってワケですね!

で、終わりかと思ったらメルカリの方。実は値引き交渉してたんです。そしたら10%引きにしてくれるってお返事が。すでにRECORDを手に入れてしまったけど、せっかくお値引きしてくれるし、スペアがあってもいいかぁ・・・ということで、こちらも購入することにしました。

それにしても、この部分のクラック、おそらく保管していても起きるときは起きると思うのです。と、言うのもこの中にはスプリングが入っていて、強力なチカラでテンションが掛かっているわけで、それがアルミボディを痛めつけ、クラックになるのだと思います。
なので、スペアを持っていても、いつクラックが入るか分かりません。本当はスプリングを開放した状態で保管できればいいのだけど、何せ強力なので自分では外したり、付けたりができそうもありません。
困ったもんだな。

ちなみにこちらが後日届いたメルカリで買ったレコード。特にプーリーは新品じゃないかと思うほどのきれいさです。

BRIDGESTONE NEO-COT

ある日の事。メッセンジャーでやり取りをしていたH先輩が・・

話の流れは30数万円のホイールをお勧めされて、「さすがに買えない~」と返信したところ、↑のような返事が来たのでした。

GUSTO DUROEVOを買ってから乗る機会が少なくなったオルベアOrca。2007年モデルと、古いけどデザインは気に入っているので手元に置いておきたい気持ちもあるけど、スペース的には減らしたいのも事実。それとシマノ派の自分としてはカンパで組んであるOrcaはパーツの流用(特にホイール)ができないのもネック。

下取り・・ではなくて買い取ってもらう交渉をした結果。9万円で!となった。15万円で購入してゾンダを買ったので20万円くらいは投資しているけど、まぁ、楽しませてもらったことだし9万円でいいか。

と言う事で交渉成立。早速翌日に先輩のお店にOrcaを持っていきました。

と、そこには

ややや。
このネオコットは以前にお邪魔した際に見かけて、思わず自分が「美しいですね~」と口走った車体じゃないですか。

「コレ、気になってただろ?」

「え、ええ。かっこいいですよね・・」

「チェーン付ければすぐ乗れるよ。ここにチェーンと工具があるから・・」

チェーンを付けて試走してみたら、意外やよく走る!というか速い!
さすがBSがオリンピックで走らせたネオコット。硬い!気持ちいい!

で、あれよあれよという間にOrca買取の話は、ネオコットとの入れ替えの話に入れ替わっていたのでした。

さよならOrca、いらっしゃいませネオコット君。

フレームはクロモリにクリア塗装なのか、メッキ風加工なのか、正確にはわかりませんが、年数がたっている割に傷も少なくぴかぴか。パーツはエルゴパワー8S時代のコーラスで組まれいてホイールは1996年頃のゾンダ16R。このころはまだG3じゃなくてラジアルの16本組。
多分車体も96~97年頃の物っぽい。

しばらくはコイツで楽しめそうです。